賃貸の窓の結露対策完全ガイド|壁や床を傷つけない簡単な方法まとめ

窓に付着した結露を布でふき取っている様子を表したイラスト。 住まい・DIY
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賃貸の窓の結露、実はみんな悩んでいます

寒い時期になると、朝カーテンを開けた瞬間に窓がびっしょり濡れていて「うわ…」となった経験、ありませんか。結露は放っておくと窓枠にカビが生えたり、床が傷んだりする原因になるので、できるだけ早めに対策しておきたいところです。

とはいえ賃貸に住んでいると「壁に穴を開けられない」「原状回復できないと困る」という制約があって、対策を先延ばしにしてしまう人も多いと思います。僕も一人暮らしを始めて15年以上になりますが、住んできた賃貸のほとんどで結露に悩まされてきました。

そこでこの記事では、賃貸でも壁や窓枠を傷つけずにできる結露対策を、僕自身が実際に試して効果を確認したものを中心にまとめました。使った商品の値段や使用期間、貼る前後でどれくらい結露が減ったかといった実感も具体的に書いているので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

そもそも窓に結露ができる原因とは

結露の正体は、実は「気温差」と「湿度」というシンプルな2つの要素に尽きます。

気温差と湿度が原因

結露は、室内の暖かく湿った空気が冷たい窓ガラスに触れて、水滴になる現象です。特に冬場は外気で窓自体がかなり冷えているため、室内の暖房で暖まった空気とのあいだに大きな温度差ができてしまいます。この温度差が大きいほど結露はひどくなる傾向があるので、暖房を使う季節ほど注意が必要です。

賃貸特有の悩み

賃貸物件は建物の構造上、そもそも結露が起きやすい条件がそろっていることが多いです。特に単身向けのアパートやマンションは、断熱性能が高くない建物も多く、窓ガラスも1枚のシングルガラスであることが少なくありません。そのため持ち家の高断熱住宅に比べて、どうしても結露が発生しやすい構造になってしまいます。

さらに賃貸だと勝手に窓を交換したり、断熱リフォームをしたりできないので、「今ある窓のままでどう対策するか」を考える必要があります。加えて退去時の原状回復も気になるところなので、次の章からは「効果」と「剥がしやすさ・跡が残らないか」の両方を意識して、実際に使ってみた道具を紹介していきます。

賃貸でもすぐ試せる結露対策グッズ

道具に頼るなら、まずは貼るだけ・置くだけの手軽なアイテムから試すのが失敗しないコツです。ただし、正直に言うと窓の状態によって効果の出方はかなり差があるので、良かった点も微妙だった点も含めて書いておきます。

結露防止シートを使う

一番手軽なのが、窓に貼るタイプの結露防止シートです。断熱効果のある透明なシートを窓ガラスに貼ることで、外の冷気が伝わりにくくなり、結露が軽減されます。

僕がホームセンターで買ったのは、1,000円前後のロールタイプの結露防止シートでした。腰高窓ひとつ分(横幅90cmくらい)に貼るのに10分ほど。以前住んでいた複層ガラスの部屋では、貼る前は毎朝タオル1枚が絞れるくらい濡れていたのが、貼った後は軽く拭くだけで済む程度まで減りました。

ただ、正直に言うと効果には差がありました。もっと前に住んでいた古めのアパートで、シングルガラスの窓に同じようなシートを貼ったときは、濡れ方が「多少マシになったかな」くらいで、大幅な改善とまでは感じられなかったんです。窓の断熱性能がもともと低いと、シート1枚だけでは限界があるということを、そのとき実感しました。「貼ればどんな窓でも結露がなくなる」というわけではなく、あくまで軽減できる可能性が高い、くらいの期待値で試すのがちょうどいいと思います。

貼るタイプなので粘着力が強すぎるものは避け、剥がすとき用に「水で貼るタイプ」や「粘着力が弱めの結露防止用」を選ぶと、原状回復のときに窓ガラスに糊が残りにくくて安心です。窓ガラス自体は壁や床のような素材ではないので、多少跡が残っても掃除できることが多いですが、気になる人はパッケージに「はがしやすい」「跡が残りにくい」と書かれたものを選ぶといいです。

たつろん
たつろん
今の部屋に貼ったときは、朝の窓の濡れ方が明らかに減って「これだけで効果あるんだ」と驚きました。ただ昔住んでいたシングルガラスの部屋では、正直そこまで劇的には減らなかったので、窓の種類によって当たり外れがあるな、というのが実感です。

プチプチ(緩衝材)と食器用洗剤で自作する結露防止

シート状の結露防止アイテムを買わなくても、家にある物で似た効果を出す方法もあります。僕がよくやっているのが、荷物の梱包に使われるプチプチ(気泡緩衝材)を窓に貼る方法です。

やり方はシンプルで、窓ガラスに霧吹きで軽く水をかけて、プチプチの気泡が出ている面を窓側にして押し付けるだけ。水の表面張力でくっつくので、テープも接着剤も使いません。空気の層ができることで断熱効果が生まれ、結露防止シートと似たような役割を果たしてくれます。フリマサイトで荷物を売ったときに残ったプチプチを再利用したので、追加のコストはほぼゼロでした。見た目は正直シートより野暮ったいですが、剥がすときも水を軽くかければペロッと取れるだけなので、原状回復の心配がいらないのが一番のメリットだと感じています。

もうひとつ意外と効果があったのが、食器用洗剤を薄めて窓に塗る方法です。洗剤に含まれる界面活性剤が水滴を膜状に広げてくれるので、水滴が水玉状にならず、垂れて床を濡らすのを防いでくれます。やり方は、食器用洗剤を水で10倍くらいに薄めて、乾いた布に含ませて窓ガラス全体にうっすら塗り、乾いたタオルで拭き取るだけ。1回で半日〜1日くらいは効果が続く印象でしたが、結露自体をゼロにするわけではなく、「垂れて床が濡れるのを軽減する」くらいの効果と捉えるのがちょうどいいです。洗剤は数十円分しか使わないので、コストはほぼかからないのも気に入っているポイントです。

サッシの隙間も忘れずにチェックする

窓ガラス本体の対策ばかりに気を取られがちですが、実はサッシ部分の隙間から冷気が入り込んでいることも結露の原因になります。特に古めの賃貸だと、サッシの建付けが甘くなっていて、隙間風を感じることも少なくありません。

僕は隙間テープ(スポンジタイプ、300〜500円くらいで売っています)をサッシの溝に貼って隙間を減らしています。これだけで窓周辺の温度差が緩和され、結露の量が地味に減った実感がありました。隙間テープは貼ってから半年〜1年ほどで劣化してへたってくるので、剥がすときはゆっくり引けばサッシを傷つけずに取れます。跡が気になる場合は、シールはがし剤を薄く塗ってから拭き取ると、糊残りもきれいに落とせます。

除湿剤・除湿シートを置く

窓の下に結露吸水テープを貼ったり、窓際に除湿剤を置いておくのも効果的です。結露吸水テープは窓の下枠に貼っておくだけで、垂れてきた水滴を吸い取ってくれるので、床や壁紙が傷むのを防いでくれます。

僕が使っているのは100円ショップで買ったタイプで、1シーズン(だいたい3ヶ月くらい)使うと吸水力が落ちてくるので、そのタイミングで交換しています。1シーズンで数百円のコストなので、コスパはかなり良いと感じています。

原状回復を意識した貼り方・剥がし方のコツとして、僕が気をつけているのは以下の点です。

  • 吸水テープはサッシの溝(窓枠と本体の間の凹み部分)に貼ると、剥がすときに糊が壁紙や床に付きにくい
  • 貼る前にサッシを乾いた布で拭いて、ホコリや油分を取っておくと粘着力が均一になり、剥がすときにベタつきが残りにくい
  • 剥がすときは温めのドライヤーで軽く温めてから、ゆっくり斜め方向に引くと、糊がきれいに剥がれやすい
  • 万が一糊が残った場合は、シールはがし剤か、消毒用アルコールを含ませた布で軽くこすると落ちることが多い(ただし賃貸の壁紙や床材によっては変色する場合があるので、目立たない場所で試してから使う)

日常のちょっとした工夫でも結露は減らせる

グッズに頼らなくても、実は普段の生活習慣を少し見直すだけで結露はぐっと軽くなります。

換気を意識する

結露の大きな原因は室内の湿度なので、換気で湿った空気を外に出してしまうのがシンプルながら効果的な方法です。特に料理をしたあとや、お風呂上がりのタイミングは湿度が一気に上がります。換気扇を回したり窓を少し開けたりする習慣をつけるだけでも、結露はかなり軽減されるはずです。

完璧に毎日やろうとすると疲れてしまうので、僕は「お風呂上がりだけは絶対に換気扇を回す」くらいのゆるいルールにしています。全部やろうとせず、続けやすいところだけ押さえておくのがコツです。

洗濯物の部屋干しを避ける

一人暮らしだと部屋干しをする人も多いと思いますが、部屋干しは室内の湿度をかなり上げてしまう厄介な行為でもあります。可能であれば浴室乾燥機を使ったり、洗濯物を窓から離れた場所に干すようにするだけでも、立派な結露対策になります。

たつろん
たつろん
以前住んでいた狭めのワンルームで、窓のすぐ前に部屋干しをしていた時期があったんですが、その部屋だけ異常に結露がひどくて…。干す場所を変えただけでかなり改善したので、地味に効果があると実感しました。

窓の結露を防ぐため、タオルで水滴を拭き取り、換気扇を回す日常的な対策を行う人物の様子。

結露を放置するとカビの原因になります

油断していると、結露はいつの間にか窓枠やカーテンをカビの温床にしてしまいます。

結露をそのままにしておくと、窓のゴムパッキンやカーテン、壁紙にカビが発生しやすくなります。カビは見た目が気になるだけでなく、放っておくとアレルギーの原因になることもあるので、早めに対処しておきたいポイントです。

カビが発生したときの対処法

もし窓枠や壁紙に黒いカビを見つけてしまったら、慌てずアルコールスプレーで拭き取るところから始めてみましょう。ゴムパッキンなど頑固な部分には、塩素系のカビ取り剤を使うと落としやすくなります。

ただし、ここは安全面で気をつけてほしいポイントがいくつかあります。

  • 塩素系のカビ取り剤とアルコール、酸性洗剤(クエン酸系やトイレ用洗剤など)を絶対に混ぜないこと。有毒なガスが発生する危険があります
  • 使うときは必ず窓を開けて換気しながら作業すること。狭い部屋で締め切ったまま使うのは避ける
  • 手袋を着用し、直接肌に触れないようにすること。目に入ると危険なので、心配な人はゴーグルも検討する
  • 壁紙や素材によっては変色することもあるので、目立たない場所で試してから使うと安心

一人暮らしだと「誰かに相談しながら作業する」機会が少ないので、ラベルの注意書きは必ず一度読んでから使うようにしています。

毎朝の結露をタオルで拭き取るだけでも、カビの発生をかなり抑えられます。面倒に感じるかもしれませんが、寝る前や出かける前のルーティンに組み込んでしまえば、そこまで大変ではありません。


この記事に関連するおすすめアイテム

記事で紹介した方法をさらに快適にするアイテムをまとめました。

結露防止シート

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結露吸水テープ

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除湿剤

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まとめ:無理なくできることから始めてみましょう

賃貸の窓の結露対策は、壁や窓枠を傷つけずにできる方法がたくさんあります。結露防止シートや結露吸水テープのような市販品はもちろん、プチプチや食器用洗剤を使った自作の対策、サッシの隙間対策まで組み合わせれば、コストをかけずにできることも意外と多いです。

ただ、シートや洗剤だけで結露を完全にゼロにできるわけではなく、窓の種類(シングルガラスか複層ガラスか)によって効果の出方にはかなり差があります。まずは安いものから試して、自分の部屋の窓でどれくらい効くのかを見てから、必要に応じて他の対策を重ねていくのがおすすめです。

僕自身、結露防止シートを貼って換気の習慣を少し見直しただけで、以前よりずいぶん快適に冬を過ごせるようになりました。カビの心配も減り、掃除の手間まで一緒に軽くなったのは嬉しい発見でした。

結露対策は特別な工事をしなくても、今日からできることばかりです。剥がすときのことも考えて道具を選びながら、無理せず「これくらいでいいか」を積み重ねて、寒い季節も快適な部屋で過ごしていきましょう。


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