突発性難聴の治療期間は?初期症状や原因、予防策も

突発性難聴に悩む女性 健康
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ある日突然、何の前触れもなく耳が聞こえにくくなる突発性難聴。はっきりとした原因は分かっておらず、治療のカギは早期の治療と言われています。

芸能人にも突発性難聴にかかった方がたくさんいますね。最近だとKinKi Kidsの堂本剛さんが突発性難聴になったと報じられましたし、坂本龍一さんや浜崎あゆみさん、藤あや子さん、大友康平さん、スガシカオさん、エレファントカシマシの宮本浩次さん、サカナクションの山口一郎さんなど、ミュージシャンの方が突発性難聴に襲われることが多いみたいです。

ミュージシャン以外でも、萩原聖人さんや平松邦夫さん、桑田真澄さん、河本準一さんなどたくさんの有名人が突発性難聴に悩まされています。

3人に1人は完治、3人に1人は症状が緩和、3人に1人は聴力の改善が見られないと言われていますが、突発性難聴の治療期間はどれくらいなのか、初期症状原因予防策はどのようなものか調べてみました。

突発性難聴の治療期間は?

突発性難聴の治療期間

突発性難聴の治療期間は、1週間~4か月ほどと言われています。

1週間~4か月と幅がありますが、これはどれくらい早く治療を開始したかで治療期間が変わってくるからです。完治するか、症状が緩和されるか、何も改善されないかもどれくらい早く治療を開始したかで変わってきます。

治療法

突発性難聴の治療は、一般的には最初の1週間~1ヶ月はステロイドや血管拡張薬、血液粘度低下薬、ビタミン薬などを投薬して治療します。

投薬治療で病状が改善されない場合は、入院が必要になる場合があります。入院期間は1ヶ月~3ヶ月ほどです。

治療費

突発性難聴の治療費は健康保険が適用されます。

通院治療の場合は1万円ほどかかります。

入院する場合は10万円程度かかってしまいます。

入院治療までいくと、やはり治療費が高額になってきますね。

突発性難聴の初期症状

突発性難聴の初期症状

突発性難聴の初期症状は以下のようなものです。

  • 耳の閉塞感(耳がつまっている感覚)がある
  • 聞こえがおかしい
  • 平衡感覚がおかしい(めまいがする、ふわふわ・ゆらゆらといった浮遊感)
  • 耳鳴りがする
  • 強いストレスを感じている

特に耳鳴りが初期症状として一番多いです。片耳だけ突然おかしくなるというのも突発性難聴には多い兆候です。

突発性難聴の治療のカギは、治療開始の早さです。上記のような初期症状を感じたら、すぐに病院の診察を受けましょう。ただの勘違いなら勘違いで良いじゃないですか。

早期発見のタイムリミット

突発性難聴の発症してから約48時間以内に適切な治療を開始すれば、多くの場合は聴力の回復が見込めると言われています。

突発性難聴の発症してから1週間以上経過してしまうと、聴力の十分な回復は難しくなってきます。

突発性難聴の発症後1ヶ月以上放置してしまうと、聴力の改善の見込みはほぼ無くなってしまいます。

突発性難聴になってしまった方のブログなど読んでも、「軽く見ず、早く病院に行けばよかった」というものが多いです。仕事や約束など個人的な事情を差し置いてでも早く病院に行くべきです。耳の聞こえが悪くなると生活にかなり不自由しますよ。

突発性難聴の予防策

突発性難聴の予防策

突発性難聴が発症する人は、一般的には40代~50代が多いと言われていますが、最近は若い人にも突発性難聴になってしまう人が増えてきています。

原因

突発性難聴のはっきりした原因は分かっていませんが、「ウイルス感染説」「内耳循環障害説」が原因として挙げられているそうです。

ウイルス感染説

「ウイルス感染説」はウイルスによって突発性難聴が引き起こされていると考える説です。突発性難聴にかかる人には風邪にかかっている人が多く、おたふく風邪のような難聴を引き起こすウイルス疾患があることから、この説が唱えられています。突発性難聴は一度かかると再発はせず、これは免疫が作られるからであり、突発性難聴の原因はウイルスではないかと結びつける考え方もあります。

内耳循環障害説

「内耳循環障害説」は、耳の血の巡りが悪くなることで突発線難聴が発症するという説です。血管拡張薬や血液粘度低下薬など血液の流れを改善する薬で効果が出ることがあることからこの説が唱えられています。

その他ストレスや大音量

また、強いストレス肉体的疲労が原因と考える人もいますし、ミュージシャンがよく突発性難聴にかかることから大音量を聴き続けることで突発性難聴が発症すると考えられることもあります。突発性難聴にかかる若い人が増えているのも、スマートフォンからイヤホンやヘッドフォンで音楽を聴く環境が増えたからと言われています。

予防策

いろいろな原因が考えられますがこれらの原因から考えられる予防策は、
・ウイルスに感染しないように免疫を下げないようにする
・血液の流れを良くする
・ストレスを溜めない
・過度な音量で音楽を聴かない
となります。

結局は、生活習慣や食生活、運動、睡眠や休息、飲酒やたばこなどを改善して、健康的な生活を送ることが予防になります。

免疫を高める食品を摂ることは、良い対策になりますね。

イヤホンやヘッドフォンで音楽を聴くときは音量に気をつけ、ライブハウスやクラブに行く方は音量を下げる耳栓を活用するなどして、耳を大音量に晒し続けないことも大事ですね。

まとめ

突発性難聴の治療期間は、1週間~4か月です。治療開始の早さで治療期間や症状改善の可能性が変わってきます。

とにかく早期治療がカギとなります。突発性難聴の初期症状を感じたら、すぐに病院に行きましょう。

突発性難聴のはっきりした原因は分かっておらず様々な説が唱えられていますが、健康的な生活をし、過度な音量を聴き続けないことが予防になります。

芸能人にも発症者が多い突発性難聴。しつこいですが早期の治療が大事ですので、耳に違和感を感じたらすぐに病院に行きましょう。

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