気づいたら残り20%…その不安、実は設定で減らせます
通勤電車の中でふと画面をつけたら、バッテリー残量が20%を切っていて青ざめる。夜までもつか不安になり、画面の明るさを落として省電力モードに切り替えても、夕方には電源が落ちてしまう。充電器を持ち歩くのを忘れた日に限って、こういう場面に出くわすものです。
「気づいたら減っている」という状態は、多くの場合スマホの設定を見直すだけでかなり改善します。特別な充電器やケアグッズを探す前に、今使っている設定の中に電池を余計に消費している項目がないか確認するほうが近道です。
数ある設定項目をすべてオンにする・オフにするという話ではありません。実際にやる価値があるものと、無視していいものをはっきり分けて紹介します。全部いっぺんに変えようとすると続かないので、まずは1つだけ試してみてください。
明るさの自動調整と自動ロックの短縮、この2つだけは必ずやる
バッテリーを長持ちさせたいなら、真っ先に手をつけるべきは画面まわりの設定です。難しい作業は不要で、設定アプリを開いて数回タップするだけで済みます。
画面の明るさは「自動」に任せて終わり
バッテリー消費の内訳のうち、画面の明るさが占める割合はかなり大きいものです。手動で毎回調整するのは面倒なので、明るさの自動調整(iPhoneなら「明るさの自動調節」、Androidなら「アダプティブブライトネス」)をオンにして、あとは触らない。これだけで十分だと考えています。細かく手動で明るさを上げ下げする手間をかけるくらいなら、自動任せにして他のことに時間を使うほうがいいでしょう。
自動ロックの時間を30秒に縮める
画面がついたままの時間が長いほど、当然バッテリーは減っていきます。自動ロックまでの時間を1分や2分に設定している場合は、30秒まで縮めるだけで体感の減り方が変わります。設定アプリを開いて数秒で終わる作業なので、これはやる価値があります。
一方で、画面の解像度を落とす設定や、壁紙を暗い色に変えるといった細かい工夫は、正直なところ効果を感じにくいのでやっていません。効果の薄い設定を何個も積み重ねるより、明るさと自動ロックの2つだけ押さえておけば十分です。
位置情報とバックグラウンド更新は、使っているアプリだけに絞る
設定項目を一つずつ丁寧に確認していくのは、正直なところ手間がかかりすぎます。だからこそ、絞り込むポイントさえ押さえておけば大部分は解決します。
位置情報は「使用中のみ」に一括変更
地図アプリや天気アプリなど、位置情報を使うアプリは意外と多いものです。多くのアプリは初期設定で「常に許可」になっていて、バックグラウンドでも位置情報を取得し続けています。一つひとつ確認するのは面倒に感じますが、設定アプリの「位置情報サービス」から一覧を開けば、まとめて「使用中のみ許可」に変更できます。
バックグラウンド更新は全部切らなくていい
バックグラウンド更新(Androidならバックグラウンドデータ)を全アプリでオフにする方法もよく紹介されますが、これをやると通知が遅れたり、開くたびに読み込みが発生して逆に不便になったりします。よく使うSNSやメッセージアプリはオンのまま残し、月に数回しか開かないアプリだけをオフにする、くらいの絞り方で十分だと考えています。

充電は0%からの継ぎ足しをやめて、寝る前にまとめて行う
充電のタイミングを毎回意識するのは、実はかなりの負担になります。だったら、生活の中にすでにある習慣に組み込んでしまうのが一番ラクです。
0%までの放置と100%からの継ぎ足しはできれば避ける
バッテリーの劣化を抑えるには、残量を0%近くまで使い切ってから満充電にする、という充電の仕方を避けたほうがいいとよく言われます。20%を切ったら充電を始めて、80〜90%あたりで一旦外す、という運用が理想とされています。ただ、これを毎回意識してこまめに充電するのは、平日の慌ただしい生活の中では正直続きません。
前日の準備にスマホの充電も組み込む
そこで、着替えや持ち物を寝る前にまとめて準備する習慣に、スマホの充電も含めるようにしました。帰宅後すぐに充電を始めるのではなく、寝る前の準備のタイミングでケーブルにつなぐだけにすると、朝には残量を気にせず出かけられます。細かく残量を管理するより、充電するタイミングを1日1回に固定してしまうほうが、結果的に続けやすいと感じています。


バッテリー診断アプリの毎日チェックと省電力モードの常時オンはやらない
「これはやらなくていい」と割り切ることも、設定を続けるうえでは大切なコツです。むしろ何かをやめることで、余計なストレスから解放されることもあります。
バッテリーの劣化率を毎日チェックする習慣はやめた
iPhoneの「バッテリーの状態」やAndroidの診断アプリで、最大容量のパーセンテージを確認できます。数値が気になって毎日開いてしまう人もいますが、これを日課にすると些細な変化にも一喜一憂してストレスになりがちです。体感で「バッテリーの減りが早くなった」と感じるまでは、数値のチェックはしなくていいと考えています。
省電力モードは常時オンにしない
省電力モード(低電力モード)を常時オンにしておく方法も紹介されますが、常時オンにすると画面の更新やメール受信が遅くなり、逆にストレスを感じることがあります。残量が20%を切ったタイミングだけオンにする、くらいの使い方で十分だと感じています。「これだけは削らない」という線引きを決めておくと、細かい設定に時間を使わずに済みます。

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まとめ:全部やらなくていい、優先すべきは2つだけ
スマホのバッテリーを長持ちさせる設定はいくつもありますが、全部を完璧にこなす必要はありません。効果が大きく、手間が少ないのは「画面の明るさを自動調整に任せる」ことと「自動ロックを30秒に縮める」ことの2つです。まずはこの2つだけ、今すぐ済ませてしまいましょう。
位置情報やバックグラウンド更新は、よく使うアプリだけに絞れば十分で、全アプリを細かく見直す必要はありません。充電も毎回残量を気にするより、寝る前の準備にまとめて組み込んでしまえば、朝に慌てることもなくなります。バッテリー診断アプリの数値を毎日追いかけるのもやめて、体感で困ったときだけ確認する、くらいの距離感でちょうどよいのです。
設定を全部盛り込もうとすると、かえって続きません。大事なのは「これだけやればいい」というラインを自分の中に決めておくことです。まずは明るさと自動ロックの2つから、今日試してみてください。数日後には、夕方の残量表示を見るたびにほっとする自分に気づくはずです。



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